額面通り

今日はなんでも 正直に

もうすぐ雨のハイウェイ

リビングではレイ・ハラカミがかかっている。お昼は簡単にたらこパスタ。コーヒーがいつもより苦く感じる。

1月13日金曜日。

朝から同郷の監督が撮った映画を見に行く。同世代かつ同じ中学出身の贔屓目を抜きにするとわりと辛くなる作品だったけど、歩んできた道が近いぶんよくわかってしまう気持ちがあった。中途半端な田舎から東京に出て、狭いコミュニティの中だけでイキってた頃の感覚。だんだん焦げついてくる人間関係に嫌気が差す、あの感じ。

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先輩の部屋に貼ってあったブエノスアイレスのポスター、インスタントな娯楽としてのテレビ、転がる空き缶、真夜中のファミレス、冬の西日、瞬間身を隠すのに最適な路地の暗さ。30を過ぎてもダッフルコートを着てる、その姿。その表情。涙というこれ以上ないラクな感情装置。最後に流れた大沢誉志幸の歌声は最高だった。

夜中、ベッドの中でマンガを読んでたらジミナからのweverse通知。時間を見たら午前3時半。タイミングが合ったのが嬉しくて簡単な英語でコメントを残す。曲がリリースされるまでよく眠れなかった、とのメッセージが率直でいいなと思う。