額面通り

今日はなんでも 正直に

ひらべったい宇宙船

太陽フレアの影響で、こちら地方では今夜にもオーロラが見られるらしい。そういえばさっきから雲が不思議なかたちで浮かんでいる。ひらべったい宇宙船みたいな雲がたくさん、同じ方向に引っ張られてるかのように連なっている。 太陽フレアのせいなのかな、形だけで見れば、大きなゾウリムシのようにも見える。ひらべったい宇宙船のイメージってやっぱりスターウォーズからきてるのかなぁ、わかんないけど。それにしても今日は気温がちょうどよい。さっきベランダに出たらふんわり生暖かい風が吹いていて、とても良かった。

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いつかの雨の日。バスの中からとったやつ。高速バスの窓は大きくて楽しい。

小沢くんを口ずさみ

忙しさがひと段落。会議のために、スーツの中に着るアイボリーの半袖ニットを新調したのだけど結局それはやめて、去年とおなじネイビーのブラウスを着た。ニット、フォーマル以外の場でも使えるかなあ。普段使いにできたらいいのだけど。

5/9 木曜日

席で食べるのもなーという気分だったのでランチは久しぶりの和食のお店で。二代目が継いでから始めるようになった日替わりメニューでカニクリームコロッケ定食を食べる。さくさくクリーミーで最高だった、自分では作り出せない食感と旨み。レジの上にある小さなテレビで、「シェフは名探偵」が流れていてなんとなくぼんやりと見る。まったりできて良かった。

仕事終わりに待ち合わせてカフェでコーヒー。夕方でもまだ明るくて、春だなあと思う。「お茶でも飲みに行こうなんて電話をかけて〜♪」と思わず小沢くんを口づさみながら入店。夕食の前だというのにケーキまで食べた。摂取カロリーを増やしお財布の中身を減らした1日。

何となく人のかたち

今朝の1曲目ザ・キラーズ「Mr.Brightside」2曲目七尾旅人「サーカス・ナイト」3曲目BTS「Dimple」

風が強くて歩くのを諦めバスに乗って出勤。連休に挟まれてるけどわりとみな普通に働いているらしい、バスもコンビニも混んでいる。

GW明けすぐに大きな会議があるので忙しい。大きな会議があるようなまともな会社で働くのは40歳を過ぎてからなので、いつもどこか”ごっこ遊び”のような感覚がある。社会人ごっこ。18歳から30代の終わりまで、ふわふわした業界でしか働いたことがなく、年齢なりの社会性や常識が全然身についていない自覚がある。何となく人のかたちをして、それっぽい顔をして澄ましているだけ、いつも。 

yellowcnr.hatenablog.com

今でいうインターンシップ?みたいな感じかもしれない、学生時代から局に出入りしててそのまま就職になったから、スーツも持っていなかった*1

この季節、紺のスーツに黒のパンプス、ベージュのコートを着た新卒っぽい姿の子を見ると、自分が通ってこなかった世界を見るようでまぶしい。彼・彼女らを見る時、わたしは人のかたちじゃなく、ふわふわ・もちもちしたバブルガムになっているような気がする、まともな人間世界を見つめている、なにかなるもの。

*1:ちなみにはじめてスーツを買ったのは35歳になる年

「生活」という焦燥

今日は朝から1986年の音楽を聴いてる。AppleMusicで、1986ヒットソングのプレイリストをさらに自分好みにカスタマイズしたやつ。1986。わたしは12歳で、テレビの中の世界はいつもキラキラしていて、明るい未来しか想像できなかった美しい年。

チェッカーズはSong for USA、CCBは空想kiss。両バンドが音楽番組に出ると、仲が良さそうで好きだった。渡辺英樹テレホンショッキングに出た時、鏡を見ながらやったせいで開けたい方と逆側の耳に穴をあけてしまった話をしていたことを覚えている。「りぼん」が出るのが毎月待ち遠しく、アニメ「タッチ」に夢中で、スタイリッシュな刑事ドラマ*1が好きで、黒縁メガネをかけたピアノマンの事が特別に好きだった。

公団住宅の狭い狭い部屋に住んでいた。狭い狭いDKには大きすぎる、白いダイニングテーブルの上に置いた鏡、その前でドライヤーをかけることの憧れ、ちょっと大人になったような気持ち。ナショナル製の、オレンジ色の重たいドライヤー。ダビングするためのカセットテープは、イトーヨーカドーオリジナルブランドの、ケースの透明にまで色がついているやつ、ひとりで過ごす放課後、ベランダの窓から見える小さな公園、プーマの赤いジャージ、灯油ストーブタンクの上に置かれた重たい黒電話。

「生活」という焦燥を人は皆捨ててゆくの 

贅沢な1980年代よ

愛する人をくじかせないで

永い科学の迷いに 身をくずした戦士か ぼくたちは

ピアノマンが歌っている。さっきプレイリストに入れた1986年リリースのアルバム「AVEC」に入っている、最後の曲、タイトル曲。今歌詞をじっくり読むと、まさに”今”のムードを歌ってるように聞こえるのが不思議だ。意味を考えることもなく、口ずさんでたあの頃。1986。わたしは12歳で、テレビの中の世界はいつもキラキラしていて、明るい未来だけしかなかった美しい年。恋も愛も悲しいことも、なにもかもがまだ始まる前だった頃のこと。

*1:タカとユージのアレ

桜がきれいな1週間

すっきり仕事を終わらせて休みに入れてうれしい。今朝、大きな白い蝶の夢を見て、帰り道、本物の白い蝶が頭のうえをひらひらと飛んでいった。今年初のちょうちょ。ダブルで縁起が良い。

明日は新しいワンピースを来て映画を見に行く。日曜日はベランダ掃除と窓の拭き掃除をしたい。月曜日のお昼はマック食べようかな、楽しい予定を立てて過ごそう。

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桜がきれいな1週間だった。北国もようやく春。

黄色い長靴かわいい

雨がふりそうな木曜日。今日は音楽を聴かずに出社。

バス停までの道、前を歩いていた小さい男の子(推定3歳)が履いていた黄色い長靴がとてもかわいかった。濡れたアスファルトのグレーに良く合っていた黄色。お父さんの持ってたビニール傘を、僕が持ちたいんだと無理矢理奪って、得意げに持ちながら(ときに引きずりながら)歩いていた。ビニール傘の長さは彼の背丈とほぼ同じだった。

黄色の長靴を見ていて思ったけど、日々の中で「かわいい」とか「好き」を思うとき、自分はほぼほぼ色で判断してるような気がする、デザインよりまず色のトーンとか組み合わせで心惹かれる場面が多いというか。

新しいドラマ、いろいろ楽しく見てるけど昨日は「95」の第2話と「滅相も無い」第1話を見たので図らずも中川大志祭りになっていた。自分的には「Eye Love You」の残り香もまだある状態だったから、単純に中川大志くんすごいなーってなってる、3つとも全員違うキャラクターだもんな~。「95」は松本穂香ちゃんもすごくいい、「笑いのカイブツ」でもそうだったけど、心の寄る辺がないまま現実世界を”さまよってる”みたいな女の子が凄く似合うなと思う。

なんぼあってもいい

今朝の1曲目Perfume「TOKYO GIRL」2曲目星野源「SUN」3曲目女王蜂「金星」


件の彼からはあの後すぐに「覚えててくれたんだ!ありがとう」と返信がきて、その後数ターンやりとり。思い切って送って良かった、節目の誕生日メッセージなんてなんぼあってもいいですからね。

彼のことを思う時、どうしたってパラレルワールドを考えてしまう。彼と結婚する未来も少なからずあったはずだから。そういう20代が、友人たちが知らないちょっとした秘密の季節があった。まあでも結局付き合うには至らなかったし、現実には今の1本道しかありえないわけでね。これはこれで良かったんじゃないんですか、現実が正解、それしか正解はない。

ワンオペで作成したぶ厚い資料の、よりにもよって表紙の部分に間違いを発見して朝からへこむ。何回も何回も確認したはずなのに有り得ないところを間違えていた。校閲ガール河野悦子を思い出す。表紙にでかでかとかいてあることほど気がつかないもんなんだなー、もっと気をつけようほんとに。