2021年11月3日、嵐の22回目のデビュー記念日に、大野さん以外の4人が映画の宣伝のためにサプライズで嵐として舞台挨拶に登場した日以来、4人のことがすっかり無理になってしまった。
ドルビーでの先行公開が11月3日だったのに、ドルビー上映場所に札幌は入っていなかった。「最高の環境で最高の音楽体験を!」とかさんざん宣伝してたのに、その最高環境を体験するには津軽海峡を渡らなければならない状況、すぐには見られない現状も、わたしの気持ちをうじうじさせたし、5大都市にもかかわらず札幌は完全無視かよ、ってやさぐれてた気持ちもある。
しかしやっぱり、約2年大騒ぎして休止ビジネスを展開した人たちが、2020年12月31日をもって無期限休止に入ったはずの人たちが、たった11ヶ月であっという間にまた嵐として出てきたことに、大切なメンバーのひとりであるはずの大野さんがいないのに、4人で出てきて嵐としてビジネスをしたことにとてもとても腹を立てていた。
今現在は、怒りの気持ちもかなり落ち着いて、しょうがないよコロナでいろいろずれたんでしょうよ、大金ぶちこんで映画作っちゃったんだから、回収しないとまずいんでしょうよ、って大人の事情に思いを馳せられる境地にはなったけど、11月26日の全国公開に向けてまた、大きなひと波が起こった。
【全国公開初日舞台挨拶ライブビューイング チケット販売のご案内】
ファンクラブのお知らせメールが届いたのが11月15日。エントリーの受付は翌日いっぱいまでの約1日半。えっ早っ。見たければ今日明日でもう申し込まないとじゃん。
ローチケによるファンクラブ先行販売の当落結果が5日後の11月20日土曜日。Twitterは落選祭りだった。ビューイングなのにすごい倍率!こんなに当たらないもん??みなそう書いていた。しかしその日の夜中0時から、各映画館で一斉販売が開始された座席表を見て、驚愕。
黒で埋まってる部分がファンクラブ先行販売した場所。
ほとんどが一般発売分の座席だった。そりゃあ落選祭りになるはずだった。「取れた」「あっさり取れた」「ファンクラブの落選てなんだったの」「たった2列しかファンクラブ分がないんだったら取れなくて当然だったわ」0時から映画館のサイトを待機してた熱心な人たちは皆、無事にチケットが取れていた。
しかしここから、哀しい現状を目の当たりにすることになる。
各映画館、すぐに完売御礼になるかと思いきや、今日現在でもかなりの映画館で空席祭り。落選祭りだったはずが、ふたを開けてみたら空席祭り。2回ある舞台挨拶のうち、夜の回はまあ埋まってはきてるけど、午前の回に至っては、ほとんどの会場で席が余りまくっている状態なのである。
今ちょっと見てみた近畿地方のとある映画館。黒塗り部分が埋まってる席。
舞台挨拶付きの回ですら余ってるのに、他のスクリーンが満員に埋まってるはずもない。初日だからと回数も最低でも5回、多いところでは10回も用意してるのに。
11/24現在の札幌シネマフロンティア。 各回半分埋まってればいいほうだけどそれにしても1日10回上映はさすがに多すぎやしないですか。
11月26日、わたしは実家に帰らなければならない予定があり、最初からチケット先行には申し込まなかった。しかしあまりにも売り切れないのが哀しくなって、絶対に行けないと決まってるにもかかわらず、舞台挨拶のチケットを購入した。見ない映画に3,300円。ほんっとただの貢ぎ体質じゃん…と自分でもあきれるんだけど、11月26日は大野智さんのお誕生日だから、大野さんにはお金と敬意をはらいたい、そう思うに至った。きっともう、これが最後だしね。
どこかの映画館には本人が登壇するのか。映画館とは別会場と中継を結んで、全会場にビューイングするかたちなのか。メンバーのうち誰かひとりが登壇するのか、バラバラで4か所に散らばるのか、また4人で嵐なのか、絶対ないと思うけど大野さんがサプライズで登壇して、「5人で嵐」として舞台挨拶するのか。
最初のファンクラブ先行の時から、一切の情報が知らされていないのも、舞台挨拶中継のチケットが伸びない原因かもしれない。櫻葉のダブルでの結婚発表でもう熱量が冷めてしまった人や、わたしみたいに11/3の4人で嵐が引き金になった人もいるかもしれない。チケット代も、3,300円と高い。5×20のツアーはファンクラブ会員なら1度は入れただろうし、演目としてはもうディスクになって売られてるし、わざわざ映画館で見なくてもいい、って人も多いのかもしれない。
ドルビーで見るのが最高、と言われてるものを、大きなスクリーンとはいえドルビーよりもグレードが下がった状態で見る価値ある?だったらドルビーの方が良くない?わたしならそう考えてしまうし。とはいえじゃあ、東京まで見に行く?と問われれば、今の自分の感情としてはノーなんだけど。
それくらい11月3日に受けた傷は深いから。(根に持ちすぎ)
自分の意志表示として、見ないと決めたけど、お金は払ったから、ちょっとすがすがしい気持ちもある。あとは一般の方が、3,300円出して見に行ってくれるといいね。そして「嵐のコンサートはすごいね!」って言ってもらえるといいね。興行収入にほんのちょっぴりだけ貢献したから、あとはそれぞれ勝手に幸せになってください。
現場からは以上です。