額面通り

今日はなんでも 正直に

運命の誰か、あたしを掬って食べて

マカロニえんぴつの「ブルーベリー・ナイツ」ばかり聞いている。POPで好きだなあと思う。アレンジが懐かしくて、少し切なくなる。

f:id:yellowcnr:20191111121423j:image

先週の土曜日、「JOKER」を見に行った帰りに北大構内をぷらぷら歩いた。そういえばイチョウ並木ってどうなってるんだろう、もう終わりかな、と思いながら歩いたら、最後の黄色が青空に輝いていた。

もちろんAppleMusicで小沢くんの「いちょう並木のセレナーデ」を流しながら歩いた。でもグッと胸に響いたのは「愛し愛されて生きるのさ」の方だった。僕らはどこへ行くのだろうかと何度も口に出してみたり。

「JOKER」は、思ってたほど心に傷が残らなかった。ホアキンJOKERはなんというか、ピュアだなあというのがいちばんの感想。あまりにもピュアすぎて、全然共感できなかった。色彩と音楽がすごく良くて、画もとても素敵で(特に何度も出てくる鏡のシーンが最高)ストーリーというよりは形の方に気を取られていた。あとマーレ―がデ・ニーロだったのがすごく良かった。タクシードライバーを見たくなった。

もともと北大に行くつもりじゃなかったのだけど、北口の方に出たので夏に行ってすごく良かったタイ料理屋さんでお昼を食べた。グリーンカレー550円。安いだけあって店内は混んでいて、落ち着かなかったけどカレーは辛くておいしかった。後ろに座ってた大学生男子2人の会話が気になりつつ、黙々とカレーを食べた。

北大構内のセイコーマートで150円のコーヒーを買って、ぶらぶら歩きながら飲んだ。小さな川のそばでひなたぼっこする小さな子を連れた家族とか、中華圏からやってきた旅行者とか、今まさに大学生です、の子らとかが、いちょうを見たり見なかったりしながらそれぞれに過ごしていた。iPhoneの充電が1%になって心細かった。空は雲ひとつない青空だった。