額面通り

今日はなんでも 正直に

不思議な人

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考えていることが手に取るようにわかる、そんな感じの人だった。自分ととっても似たタイプの人だな、話せば話すほど、そう思った。いろんなことがあって、孤独感に苛まれた時、彼のことを思い出せば、自分はひとりじゃないと、そう思えるような人だった。生まれたところも育った環境も、全く違う双子の弟。

「めちゃめちゃ人が嫌いでしょー笑」

わたしの手を見て、弟はそう言った。オレもオレもー、と弟は言ったけど、わたしたちはきっと、人が好きだろうと思えた。はじめまして、わたしの弟、不思議な弟。遠く離れていても、わたしはこの先きっと君に救われる。そんなことを今、思っている。